ポーカー基本ルール
まず、トランプのポーカーのルール自体を
知らない方が案外多かったので記述しておきますが……
ポーカーとは、プレイヤーが所持する
5枚1組のカードの組み合わせで勝負をするトランプのゲームです。
まずプレイヤー1人に5枚のカードを配り、
プレイヤーは配られた手札の中から、残す手札、捨てる手札を決めます。
捨てる手札は相手に見せずに捨て、捨てたカードを同じ枚数だけ山札からカードを引きます。
プレイヤー全員の手札交換が終わった後、手札を公開し、役の強さで勝敗を決める、
……というものです。
さて、ドラマCD同封のカードの仮ルール説明に入ろうと思いますが、その前に一つ、
作中で行われているポーカーは、ポーカーの中のルールの一つ
『ドローポーカー』というものだと思われます。
これに関しては後ほど記述します。
(映画『オーシャンズ11』でプレイされてましたが)
■使用カード枚数
絵札13種類 マーク5種類 計65枚
(65枚は各自でどうにかして揃えてください(爆))
■絵札・マークの強さ(要論議+改定)
・絵札
裁判官>ソード>革命>錫杖>武器商人>狙撃手>流刑囚>巡洋艇>月と地球>死体処理人>祈り>終焉(>羊飼い)
※カードの強さの決定は、ドラマCDに同封されていた時の順番から、(独断的に)決定しました。
本当は『錫杖』と『武器商人』の間に『羊飼い』が入っていたのですが、このカードの弱さ
(特殊さ)は説明するまでも無いでしょう。絵札の強さに関しては再考する必要性は
無いとは言えないので、意見があれば発言して頂いてかまいません。
・マーク
連邦軍(銀)>解放軍(青)>自由都市(深緑)>テンプル(白)>遊牧民(赤)
※第2巻より、この順番で紹介されていたので、このまま抜粋しました。
この順番に関してはしっくり来るかと。
■役一覧
↑強い役/弱い役↓ | |
ロイヤルストレートフラッシュ |
絵札が『裁判官』『ソード』『革命』『錫杖』『羊飼い』であり、 且つ5枚のマークが全て『連邦軍』 |
ファイブカード |
5枚のカード全てが同じ絵札。 (『羊飼い』の場合は除く。後述) |
フォーカード | 5枚中4枚が同じ絵札。 |
フルハウス | 5枚中3枚が同じ絵札且つ、残りの2枚も同じ絵札。 (3枚1組と2枚1組の絵札の種類は異なる) |
フラッシュ | 5枚とも同じマーク。 |
スリーカード | 5枚中3枚が同じ絵札。 |
ツーペア | 同じ絵札のカードが2枚2組。 |
ワンペア | 同じ絵札のカードが2枚1組。 |
ノーペア | 上のどれにも当てはまらない場合。 |
・特殊役
『羊飼い』ファイブカード |
全ての役の順位を引っ繰り返してしまう「革命」的要素を持った役。 この役が出た場合の役の順位は次の通り。 ノーペア>『羊飼い』ファイブカード>ワンペア>……>ファイブカード>ロイヤル |
※『羊飼い』の扱いについて。
『羊飼い』を手札に含めてできる役は、
『羊飼い』ファイブカード、ロイヤル、フラッシュの3つの役のみ。
(後にストレートを加える可能性アリ、後述)
それ以外の役は、幾ら手札に『羊飼い』が複数枚存在していようが不可能。
(例えば、裁判官2枚、羊飼い2枚、他1枚の場合、この役はツーペアではなく、ワンペア)
また、集めれば集めるほど、役内での順位は下がる。
(Aが『裁判官』のスリーカード、『羊飼い』1枚、Bが『終焉』のスリーカード、『羊飼い』無し。
スリーカードの絵札だけ考えればAが強いが、このときは『羊飼い』を持っていないBが勝者。
なお、Cが『裁判官』のスリーカード、『羊飼い』が2枚となっても、
他のプレーヤーが下位の役の時はCが勝者となる)
フラッシュで羊飼いが手札にある場合、
フラッシュの役としては認めますが、役内での順位は下がります。
★要論議・ストレートについて
本来、トランプのポーカーにおいて、5枚のカードの数字が連番となっている役である
「ストレート」という役が存在します。
(順位・スリーカード<ストレート<フラッシュ)(手札「A2345」から「10JKQA」まで)
しかし、このカードの場合、作品中でも、
「ロイヤルストレートフラッシュ」(3巻冒頭)で出てくるくらいです。
このカード自体に「ストレート」が存在するかは不明のままなのですが、幾つか案を挙げて、
「ストレート」の扱いについて決定したいと思います。
案1:「ストレート」は一切無し
「ロイヤルストレートフラッシュ」のみ
……まぁ、これは最後の極論的案ですが。
案2:『裁判官』『ソード』『革命』『錫杖』『羊飼い』を揃えたら「ストレート」
この案によって、追加される役は2つ。
議論の焦点である「ストレート」と、マークが揃っている「ストレートフラッシュ」です。
ここで言う「ストレートフラッシュ」は、マークが『連邦軍』以外で揃っているものです。
この案による役の強さを換算しますと。
・ストレートフラッシュ 4通り
・ストレート 3120通り
・フォーカード 3900通り
これより、「ロイヤル>ストフラ>ファイブ>ストレート>フォー(以下省略)」
の順となります。
案3:5枚の絵札の強さが連続していたなら可。
つまり、このカードの絵札の強さは
「裁判官>ソード>……>終焉>羊飼い」
なのですから、5枚が強さの順で並べば、「ストレート」となります。
当然、マークが揃えば「ストフラ」となります。
案3の場合は『連邦軍』の「ストフラ」も存在します。(「ロイヤル」は別格)
「ストレート」内の順位は、
『裁判官』『ソード』…(中略)『羊飼い』が最も強い役となり、
『羊飼い』『終焉』…(中略)『月と地球』が最も弱い役となります。
この場合の役の順位は、
「ファイブ>ストフラ>フォー>フルハウス>フラッシュ>ストレート>スリー(以下略)」
となります。
注:もしかしたらカードがトランプより13枚増えていることにより、
役の順位が入れ替わっている可能性があります。
機会があれば計算しますが、今回はこれで押し通します。
■通常ルール
プレイヤー数 5〜8人くらいが妥当かと。
1.各プレイヤーに5枚ずつカードを配る。
2.順番に手札を交換していく。
捨てたカードは裏返しにして場に捨てること。
捨てた枚数だけカードを山札から引く。
この交換で大きな手を狙うか、安全に行くかはプレイヤー次第。
3.各プレイヤーは自分の出来上がった役を宣言しつつ、
手札をオープンし、役の強さを競う。
役の強さが同じプレイヤーがいるならば、
『羊飼い』の枚数、役を構成するカードの絵札、役を構成するカードのマークの順で見て行き、
最終的な勝敗を決定する。
※強さ判定時、注意しなければならないのがフルハウスである。
フルハウスを出したプレイヤーが複数いるならば、枚数の多い絵札で勝敗を決定する。
つまり、Aが『祈り』3枚、『月と地球』2枚、Bが『終焉』3枚、『裁判官』2枚の場合、
Aが勝者となるので注意。