第3回:対話No.2


フォール「さて、沢野真君の話に移るのだな、今回は」

前回、シン=サワノが笑わない理由が不自然だったので、
新たにキャラを考えた。という所まで話をしましたね。
その理由が戦争時代にそぐわないのが主な理由でしたが、
沢野真の世界だと、通用する理由でした。
まぁ、理由付けした後、多少変わって行ったのは事実ですが。

フォール「多少か……?(苦笑)」

さて、彼も笑わない、というキャラ性はすぐに決まったわけですが、
妙な癖を付け加えてしまいました……冒頭にもあるとおり、
雨が降ると、傘も差さずに雨の中佇む、というものです。

フォール「もう有名だな」

雨のシーン自体、EJ2で使用するはずだったのですが、
新キャラを制作する際に、こちらへと移しました。
真は冷静さを強調したかったキャラなのですが、
だんだんと、場面によっては、博打的行動をとるようになっていきましたね。

フォール「ここのHPのリンクから飛ぶと分かると思いますが、
      その無鉄砲さが現れた技が、『我式其壱』だな」

右腕全体を燃やして、その状況で相手を思いっきり殴り、爆発を引き起こす。
当然、威力が高い分、自分にもダメージが跳ね返るという、最終手段の技。

フォール「確実性が低い分、仕留められなかったら、危険だな」

どちらかと言えば、確実性を重視するのがシン=サワノである分、対照的にはしたつもりです。
また、シンは後に笑うことができるようにはなりますが、
真の方は、完全には笑うことはできません。
怒りという感情を出さないために、半ば感情を捨てたと言った方が正しいか。

フォール「その感情が表に出てしまうと、我を忘れてしまうらしいな」

そういう意味では、精神的には、真の方が弱いですね。



フォール「そして、名前の差別化か」

ガンダム世界では、日本人でもカタカナ表記なので、
シン=サワノ、とEJ2の方は変えさせて頂きました。
一方、KOFAの方は、そのまま沢野真で、通していきました。

フォール「他に、差別化をした所というと?」

うーむ……相手の差別化?(笑)
シンの相手、ユミは、彼とどちらかと言えば同調的ですね。
戦争という苦しい時代を生き抜いて行く訳ですから。
一方、真の相手、唯は、彼とは対照的に作りました。
できるだけ、明るい性格にしましたし、泣き虫という設定も付け加えましたし。

フォール「同調と言えば、EJシリーズの主人公に関してはほとんどそうだな」

そうですね。
どちらも苦しい時代を生き抜いていくEJ2。
一方、平和な時代で、そんな時代だからこその苦しみを主人公のみが味わうKOFA。
長かったですが、大分2人を差別化することには成功したと思います。
という訳で、今回の対話を締めさせてもらいます。



フォール「ところで、管理人殿」

何か……?

フォール「対話というよりは、ラジオ番組だな、今風に言うと(苦笑)」

むしろ、インタビューと違うか…?(苦笑)


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