Shade Owen

<STAGE5開始前>
(Wish第98部隊キャンプを見下ろせる高台より、
 ヘリの横で双眼鏡を覗くシェイド。
 その後、双眼鏡で見ている光景へと移る。
 キャンプより離れていく少年少女が2人)

シェイド「ほう……まさかあんなところにいたとはな……
     お偉いさん方に報告しておきますかと……」

(続いて、ソフィアへと視点が移る。
 明らかにシェイド側を見ている彼女)

シェイド「チッ…完全に気付いてやがる。
     仕方ねぇ、追うのは後に回すか…
     いや、いっそのこと……」

(双眼鏡を下ろす)

シェイド「ぶっ潰しますか(ニヤリと笑う)」

(サーベルを両手に構え、高台から飛び降り、
 高速でキャンプへと向かっていくシェイド。
 一方、臨戦態勢で構えるソフィア)

ソフィア「来るわよ……私が時間を稼いでおくから、
     反撃体制、準備して、良いわね?」

兵士「はっ!!」
<STAGE5終了後>
(脇腹から血を流し、倒れているソフィアへと、
 1mほど離れた所から銃を向けるシェイド…)

ソフィア「くっ…うう……」

シェイド「さて、情報が本部に伝わる前に、
     回線を切断すると致しますか」

ソフィア「あら……本気で撃つ気…?」

シェイド「当たり前だろ」

ソフィア「あなたが引き金を引いた瞬間……
     どの銃口が先に火を噴くのかしらね」

(場面が広域に。防御壁、ジープの陰から、
 銃、ランチャーなどの火気を構えた兵士が幾人も映し出される)

シェイド「さぁな……」

ソフィア「言っておくけど……目に見えるものが全てではないわ」

シェイド「…!!」

(後ろを振り向くシェイド、既に幾つものビットが
 彼の背後に配置され、また高台には
 ヘリにむけてランチャーを構える兵士が数人)

ソフィア「あなたの腕なら全員を殺すことは可能でしょうね。
     けれど、移動手段、通信手段を断たれても生きられる?」

シェイド「……何処までもムカつく行動しやがって」

ソフィア「いつも『相棒』を空中に停滞させておくあなたにしては、
     珍しい失敗のようね……ただの補給部隊と思って油断した?」

シェイド「……分かった…コレ以上手は出さねぇよ。
     だから、相棒を破壊するのだけはやめてくれ」

(ソフィア、高台の部下へと合図を送る。ヘリ周辺から立ち去る兵士達。
 その後、ヘリへと乗り込んだシェイドへと場面が移る)

シェイド「チッ…反撃受けねぇように、
     相棒に爆弾まで取り付けやがって……用意周到だな…
     …しかし、『相棒』と呼んでいる事まで知ってやがったな。
     何モンだよ、アイツら…」

(去っていくヘリを見上げるソフィアと数人の兵士)
ソフィア(驕り高ぶれるのも今の内よ…
     あなたの行動は、いつか触媒となる…
     あの子に眠る力を引き出すためのね…)
<STAGE9開始前>
(ヘリからの景色。ハイウェイの上に人影が2つ。
 1人がこちらに気付いて走り出し、もう一人が遅れて後に続く)

……Analyzing……
Complete
BA-29457-NH……and No ID…

シェイド「そこにいたか…」

(ワイヤーを発射し、外へ飛び出すシェイド。
 2人の行方を阻むように着地)

シェイド「やっと見つけたぜ、アルフィ…」

翔「お前……まさか、Backer…?」

シェイド「ほぅ……姫様のナイト気取りか…?
     面白ぇ、受けてやろうじゃねぇか。
     Backer特別任務官の実力…甘く見るなよ!!」

翔「……」(無言でサーベルを構える)

シェイド「BSH-…004……そんな旧型の武器で立ち向かうか…
     どこまで俺についてこれるかな?」
<STAGE10開始前>
翔「まだだ…まだ…」
(フラフラになりながらも、ティナをかばう様に立ち上がる)

シェイド「その程度の腕で、ナイトを気取るな…呆れるぜ…
     死にたくなかったら、そこをどけ」

(銃を翔に向けて構えるシェイド。
 その後、高層ビルの屋上より、何者かか飛び降りるカットが入る)

翔「死んでも……退く気はない!!」

シェイド「じゃあ、望みどおりに…」

(シェイドと翔、ティナの間に空中からカオスが着地。
 同時にまわりに瓦礫が飛び散る)

シェイド「な、何っ!? カオスだと……!?」

翔「ティナ!! こっちだ!!」(ティナの手を引いて駆け出す)

シェイド「ちっ、待ちやが……」

(カオスより砲撃、体をかわすシェイド)

シェイド「くそっ…」

(シェイド、ハイウェイより飛び降りる。
 その後、無人都市のメインストリートを駆けていく彼へと場面変更。
 そこへ、空中よりカオスがビルの壁を飛び移りつつ、
 彼の行く手を遮るように降り立つ)

シェイド「!!」

カオス「ガァァァァァ!!」

シェイド「面倒くせぇ…テメェから相手してやろうか!!」

カオス「ククク…威勢ガ良イナ……
    ガ、何処マデソレガモツカナ…?」

シェイド「人間の底力、甘く見るんじゃねぇぞバケモン」

カオス「バケモノカ……我モ低俗ニ見ラレタモノダナ…
    後悔サセテヤロウ…ソウ言ッタコトヲ」

シェイド「後悔するのは…(サーベルを構える)
     テメェの方だ!!」
<Ending>
(跪いているカオス。その前で辛い表情でサーベルを構えるシェイド)
シェイド「…どうよ…? 人間様の力も……
     悪くは……無いだろ……?」

カオス「コノ抵抗ハ誉メテヤロウ……
    ダガ、戦エル力ガマダ残ッテイルカ…?」

シェイド「ハハハ……戦いたいのや山々だけどよ…
     テメェの言うとおり、残ってねーな…」

カオス「ダロウナ……サテ…我ノ力ノ一部トナッテモラオウカ!!」

(跳びかかるカオス、しかしワイヤーで上空に逃げるシェイド。
 それを見上げるカオスを下から見るアングルへと移る。
 カオスの視線の先にはヘリが一機)

シェイド「…逃げるくらいの力は残してんだよ…
     俺もそこまで馬鹿じゃないからな……」

(ヘリに乗り込むと同時に、超小型カメラを射出)

シェイド「奴らを追え……これ以上の調査は任せたぜ」

(ヘリから高速で離れていくカメラ。
 そして、無人都市を眼下に飛んでいくヘリ)

シェイド「BSH-004…旧時代の武器のはずだが…
     十中八九Irregularだな。
     まだまだ忙しい期間が続きそうだぜ」

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