Claude Zefils |
<STAGE5開始前> (Wish第98部隊キャンプ全体が映し出されたあと、 見張り台に立つ兵士へとアングルが移る) 兵士「(双眼鏡を持ちつつ、下へ向かって) 隊長、南西の方向よりBacker一般兵と見られる者が一人、 こっちへと向かっています!!」 ソフィア「…私が応対するわ。皆は通常通り位置についておいて」 兵士「はっ!」 (画面暗転。クロードを迎えるソフィアへと画面が移る) ソフィア「…一人でここへ向かってくるなんて…良い度胸ね」 クロード「わざわざ、そいつらの情報アンタらに提供しようってのに、 とんだ挨拶だな、ったく」 ソフィア「…どういうこと?」 クロード「Backerなんざ裏切ったということさ。 今はこの身なりだがな」 ソフィア「最近、Backerから脱走した兵士がいるとは聞いてたけど ……どうやら、あなたのことのようね」 クロード「予想通り、先読みされてたか…気分悪ぃ…」 ソフィア「そのくらい、情報をかき集めないと、 生き残るのは無理だからね… そうそう、補給物資多めに提供するから、 あなたの力……試させてくれない?」 クロード「…何でだよ」 ソフィア「相手の一般兵の戦闘力… それを知るのも、情報の内でしょ?」 クロード「…仕方ねぇ。わぁったよ」 |
<STAGE5終了後> ソフィア「なるほどね……参考になったわ。 今後の作戦に応用出来そうね…」 クロード「そりゃどーも」 ソフィア「それで、これからどうする気? 追われてるのも同然だし…まさか一人で立ち向かう …というんじゃないでしょうね…」 クロード「まだ決めてねぇよ… アンタのとこに完全に手ぇ貸すつもりも今はねぇし…」 ソフィア「そぅ、私も強制はしないけどね。 流石に異常な情報力は危険視されちゃうか」 クロード「まるで監視されてる気分だっての」 ソフィア「けれど、事前情報無しに突入するのは半分自殺行為だわ。 ここからずっと北西に私達の本隊が作戦行動中よ。 情報が直接集まる所だから、寄るだけ寄ってみたら?」 (クロードに補給物資を手渡す) クロード「色々あんがとよ…」 (補給物資を受け取り、歩き出す) ソフィア(あなたには生き残ってもらわなければならない。 歴史を存続させる役者の一人としてね…) (荒野の高台へと画面が移る。画面に背を向けて、 金髪、黒ずくめの男が一人) ????「裏切り者か…お偉いさん方に報告して、損は無いな…」 |
<STAGE9開始前> ・VSシェイド (周りは無人都市。ヘリの音に気付き空を見上げるクロード。 直後、ヘリよりワイヤーが伸び、シェイドがすべり降りてくる) シェイド「BA-12437-AH…クロード=ゼフィルス… 一般兵がここで何をしている?」 クロード「アンタこそ、何の用だ」 シェイド「行方不明者捜索任務、並びにIrregular、 能力保持者捕獲任務……それと、 裏切りモンの排除任務さ」 クロード「!!」 シェイド「洗い浚い向こうに情報垂れ流した所も、 全部この目で見てんだよ、裏切りモン」 クロード「ちっ…」 シェイド「気ぃ進まねぇけどよ……覚悟しな!!」 クロード「兄貴の仇取るまで、Backerの犬なんぞに 命(タマ)取られて……たまるかよっ!!」 ・VS啓矢 (無人都市、ハイウェイの上。 周りは廃車だらけの中、道路の中央に立つ 啓矢「一般兵がこんな所で、一体何をしていらっしゃるのですか? それもたった一人で…(車の陰から出てくる)」 クロード「…(静かに睨みつける)」 啓矢「穏やかではありませんね…今戻られるのなら、 私の後ろ盾で罪を軽くするように配慮致しますが……」 クロード「誰が戻るかよ、あんな所」 啓矢「寝返りの噂は、どうやら本当のようですね。 申し訳ありませんが…消えてもらいますよ」 ・VS瑠架 (無人都市、ハイウェイの上。辺りを見回すクロードの耳に、 マウンテンバイクのペダルを漕ぐ音が聞こえてくる) 少女の声 「おー、いたいたっ!」 (音の主は、クロードの脇を高速で通りすぎるが―― その後、Uターンして向かい合う) 瑠架「その服装からして、キミがボク達を裏切った一般兵だねっ!」 クロード「だから何だよ? つーか、子供に指差される覚えはねぇ」 瑠架「もっちろん、裏切り者の排除!!」 クロード「子供は怪我する前に家に帰れ」 瑠架「嫌だよ!! ボクが『ココ』にいられるように協力してもらうよ! それと――」 瑠架、マウンテンバイクから降りて、クロードにラケットを突きつける。 瑠架「子供子供って何回も言ったこと、後悔させてやる〜!!」 ・VSルーファス (無人都市、ハイウェイ。バイクに乗せてある 何かの機械で作業しているルーファスが クロードの方を振り向く) ルーファス「来ると思ったよ。 ずっとそんな感じがしたから…」 クロード「アンタの顔、何処かで見たな。確か……」 ルーファス「そう、僕はBackerの研究員、ルーファス=アンベルト。 でも、今は……(銃を構える)」 クロード「チッ……そういうことか」 ルーファス「僕としても気が進まないんだけどね。 命令には逆らえないから」 |
<STAGE10開始前> ・VSシェイド シェイド「なかなかやるじゃねぇか、裏切りモン…」 クロード「油断したアンタが悪いんだろうが」 (高層ビルの屋上より、何者かか飛び降りるカットが入る) シェイド「ケッ…まだ序の口…」 (シェイドとクロードの間に空中からカオスが着地。 同時にまわりに瓦礫が飛び散る) シェイド「な、何っ!? カオスだと……!?」 クロード「…!! クソッ…こんな時に(後ろを向いて駆け出す)」 シェイド「ちっ、待ちやが……」 (カオスより砲撃、体をかわすシェイド) シェイド「くそっ…」 (※へ) ・VS啓矢 啓矢「不安定とは言え、一般兵の中でもかなり上のレベルですね… 敵に回すにはもったいないくらいですよ…」 クロード「今更おだてかよ」 (高層ビルの屋上より、何者かか飛び降りるカットが入る) 啓矢「いえ、本気ですよ……存在を消さなければならないのが、 本当に残念ですが…む…!?」 (啓矢とクロードの間に空中からカオスが着地。 同時にまわりに瓦礫が飛び散る) 啓矢「……!!」 クロード「…!! クソッ…こんな時に(後ろを向いて駆け出す)」 啓矢「不本意ですが…ここは引きましょうか…」(※へ) ・VS瑠架 瑠架「いったぁ〜……たかが一般兵にぃ〜」 クロード「もう一度言う。子供は家に帰れ」 瑠架「だ〜か〜ら〜、ボクは子供じゃないってば!! れっきとした18歳なんだよ!?」 (高層ビルの屋上より、何者かか飛び降りるカットが入る) クロード「冗談もいい加減にしろ」 瑠架「冗談じゃ……!!」 (瑠架と○○の間に空中からカオスが着地。 同時に、まわりに瓦礫が飛び散る) 瑠架 「うっわ、何これ!? こんなの出てくるなんて、聞いてないよ!」 クロード「…!! クソッ…こんな時に(後ろを向いて駆け出す)」 瑠架 「う……い、『命あっての物種』っ!」 (残された瑠架も、ラケットを背中に背負うと、 マウンテンバイクに乗ってその場から逃走する) (※へ) ・VSルーファス ルーファス「ふぅん……データ以上だね。 不安定なのが幸いしてるのかな? 後で書き換えておこう」 (頭を掻きつつ立ち上がる) クロード「チッ……転んでもただでは起きないってヤツか?」 ルーファス「…そろそろ、あいつが来るから。僕は行くよ…」 (バイクに乗り、ささっと去るルーファス。 その後、高層ビルの屋上より、何者かか飛び降りるカットが入る) クロード「……アイツ?」 (クロードの前に空中からカオスが着地。 同時に、まわりに瓦礫が飛び散る) クロード「ッ!? コ、コイツのことかよ!! こんな時に…… (後ろを向いて駆け出す)」 (※へ) (※) (無人都市のメインストリートを駆け抜けるクロード。 そこへ、空中よりカオスがビルの壁を飛び移りつつ、 彼の行く手を遮るように降り立つ) クロード「ちっ…しつけぇな!!」 カオス「威勢ダケハ良イヨウダナ…」 クロード「なっ、こいつ…喋りやがった…」 カオス「幾多ノ人間を喰ラッテ来タ……ソレデ得タ力ダ… …オ前モ、我ノ力の一部トナルガ良イ…」 クロード「……」 カオス「声モ出ヌホド怖イカ…? 恐ロシイカ…? ソレモスグニ終ワル…楽ニシテヤロウ…」 クロード「…アンタさえ居なければ……」 カオス「…?」 クロード「アンタさえ居なければ…… あんな組織など出来ることはなかった… 俺も兄貴も、あんな目に遭うことはなかった!!」 (顔を上げ、鋭く睨みつける) クロード「ぶっ潰してやる…… 二度とそんな口利けねぇようにしてやる。 消し炭になるまで…ぶん殴ってやらぁ!!」 |
<Ending> (跪いているカオス。その前で苦しそうに腕を押さえて立つクロード) クロード「ハァ……ハァ……」 カオス「ヤルデハナイカ……シカシ、力ヲ使イ果タシダカ」 クロード「誰が……だよ… むしろ…それはアンタの方…だろ…」 カオス「口ダケハタイソウダナ…ダガ、コレデ…」 (砲弾が飛来、カオスの脇腹に突き刺さり爆発) カオス「ヌオッ…!?」 (更に砲弾が複数個飛来。連続で爆発しカオスを吹き飛ばす) クロード「…今のは?」 (ソフィアとWishの部隊数名がランチャーを持って、 クロードとカオスの間に躍り出る) ソフィア「大丈夫?(後ろを向きながら)」 クロード「あ、あぁ…」 (よろよろと立ち上がるカオス…) カオス「貴様ァァァ!!」 ソフィア「ここは私達に任せて…早く行きなさい」 クロード「いや、俺もやる…」 ソフィア「行きなさい…あなたには何があっても生きてもらうわ」 クロード「…!?」 ソフィア「今死んだら、お兄さんの仇はどうするつもり?」 クロード「アンタ…まさか…」 ソフィア「あら、私も死ぬ気はないわよ。 創始者のカーク=ハミルトンは兵士全員に言ったわ。 『生きろ』……とね……」 クロード「…すまねぇな…死ぬなよ」 ソフィア「あなたもね…」 (クロード、腕を押さえながらも駆け出す) カオス「ガァァァ!!」 ソフィア「一斉射撃…打て!!」(爆音) (場面が変わり、無人都市のメインストリートを駆け抜けるクロード) クロード「生きろ……か…… 兄貴…まだ時間掛かりそうだけどよ… 仇は取る…Backerの野郎と、バケモンからな…」 |
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