使命を忘れた楽天家

名前:イルガ=サレン=クリューガー(射雅 砂憐 九龍牙)
英語表記:Iruga S Kulugar
キャッチコピー:使命を忘れた楽天家
性別:男
年齢:不明(見た目20代前半)
身長:175cm
体重:72kg
国籍or出身世界:漢斉楠覇・台伴国
血液型:F型(彼のいた世界の分け方に順ずる)
特技:手品
好きなもの:口笛
嫌いなもの:人の命を獲る行為
大切なもの:各地のお宝コレクション
苦手なもの:堅苦しい人
格闘スタイル:我流(というか、素人なだけ)
イメージCV:鹿瀬ハジメ

■外見
緑を基調としたフード付きのジャケットを羽織っており、
首元からはフード調節の紐が下がっている。
また、その内側は黄色のシャツを着ている。
下半身は膝元がほつれた青いジーンズであり、
白と藍色を基調としたランニングシューズを履いている。
髪の毛は金髪で耳が隠れるくらいの長さのストレートヘア。
また、首から十字架の銀のネックレスをかけている。

■出身世界設定
・漢斉楠覇
全ての大陸が雲より上に浮かんでいる世界。
陸はあらゆる方向へと浮遊して進むため、
この世界には「世界地図」なるものは存在しない。
つまり、この世界を旅するものはある意味、
他の世界よりも行き当たりばったりとなる。
雲の下の世界は立ち入ってはならぬ所とされ、
まれに興味を持った者が降りていくものの、
そのほとんどが帰ることはなかったという。
なお、イルガの出身地である台伴国は中程度の陸で、
様々な商業が盛んな国である。

■能力設定
Temperamentではあるが、特に目立った能力といえば、
異常な速さで走ることが出来る程度である。
ただ、フォールやレヴァリー曰く、
『得体の知れない何か』を持っているようだが、
彼自身は一切気にしていない。

■リスト内容
OT-10851-NH
Risk Ranking:B+

現在当局にあるデータから判断すると、
この個体は先天性能力保持者であると断定できる。
その能力は地上をかなりの速さで走ることが可能
というものであり、データ上では時速70kmを越えている。
強化魔法の類と推定できるが、
当組織ではこれに似た能力の開発は既に済んでいる。
速さの観点からすれば、多少なり得られるものはあるだろう。
なお、当個体がこちらに敵対する様子は今の所見受けられない。

以上を考慮し、危険度をB+とする。

■その他設定
この世界の監査に当たっているTemperamentの1人。
……ではあるのだが、色々特殊な傾向がある。
フォールのように歪みを感知する能力も無ければ、
レヴァリーのように魔法を探知する能力も無い。
また他のTemperamentに見られるような強力な力も無く、
ただ(異常に)速く走れるだけ、という何故世界の番人によって、
Temperamentに選出されたのか分からない人物。
しかし、話術だけは群を抜くために、
別世界に飛ばされた者を元の世界に戻す際には、
彼の話術が役に立つことがある。

黙っていれば2枚目なのに、喋りだすと3枚目であり、
関西弁であることがそれを更に助長している。
また、楽天家且つ非常にマイペースで、
興味が沸いたことには任務そっちのけで首を突っ込む。
更に女好きで、行った世界でナンパをしようとして、
フォール達に文字通り引き摺り戻されるのは、
ある意味日常の光景である。

元いた世界では、トレジャーハンターをやっていた、
というのが本人の弁ではあるが、
手先の器用な所から見ると、「元泥棒」
というのがオペレーターの見解。
なお、風貌からかBackerにはIrregularと判断されず、
能力持ちのOthersにカテゴリされてしまった模様。
……しかし、戦闘に関しては素人。

■キャラストーリー
「……飽きたわ」

誰も居ない街で、青年は呟いた。
ひびが入り、ガラスの割れたビルに背をもたげながら。
やっとつまらない日常から抜け出せると思ったら、
与えられた仕事はいつもと全く同じだった。
むしろ人員が少なくなった分、忙しさが増してしまった。

「おもろいこと……ないかなぁ……」

この世界に飛ばされた者を、ひたすら元の世界に戻す仕事。
空間の歪みが酷くなり、飛ばされる者も多くなったというのに、
他の奴らは殆ど歪みの調査へと行ってしまった。
わぁわぁ泣く子供を慰めながら戻したのはまだ良い、
マフィアのオッサンに絡まれた時は正直死を覚悟した。

「コラ、何さぼってるぅ!!」

機械オタクの声が居もしないのに響いてくる。

「何してるのかな?」

その内、こんな台詞を言われつつ、
研究員に銃を突きつけられそうだ。
……一番怒らせては駄目なのは、あの剣士なのは言うまでも無いが。


だとしても、この退屈さだけは我慢ならなかった。


「……やめた」


その瞬間、彼は全ての使命を忘れ去った。
そして、猛スピードで駆け出した。
その姿はこの世界には不自然で、不似合いで……
それでいて、喜びに満ちていた。

■個人通常システム
空中ダッシュ…無
2段ジャンプ…無

地上ダッシュには他のキャラより強力な慣性がかかる。
また、ダッシュ中でもレバーを後ろ向きに2回入力すれば、
慣性を無視してバックステップ可能である。

■パーソナリティ概要
・疾走
ラウンド開始直後より、全体行動の中で、
ダッシュ及び突進技の使用率が高いと、
比例して攻撃力も上がっていく。
あくまでも使用率のため、通常技などでの
牽制を行っていると、徐々に下がっていく。

■性能傾向
必殺技全てが突進に関するもので、
突進スピードを活かしての奇襲、及び
ガード崩しが主な戦法となる。
しかし、通常技の性能が中途半端で、
なかなかダメージソースがないのが欠点。
パーソナリティーが発動すれば、多少はマシになる。

■通常投げ
スキム/6+C
軽くタックルをして相手を吹っ飛ばす。
相手との間合いはある程度離れる。

ディスペル/6+D
相手を自分側に引っ張ってよろけさせた後、
相手の背中にタックルを食らわせる。
間合いの離れ方は と同様。

■特殊技
6+D
多少前方にスライドしつつミドルキックを繰り出す。
リーチは長いものの、発生が少し遅いため、
微妙に使い辛い。

■フェイント動作
ブロウの突進前の構えをし、すぐに解く。
硬直が短いため、瞬時に別の行動を取れるのが強み。

■必殺技
ブロウ/236+AorC
肩を突き出して、高速で突進する。
構えてから攻撃判定の発生までに若干ラグがあるが、
弱ならば通常技からなんとか繋がる程度。
ヒットした場合、弱なら相手が仰け反るだけだが、
強ならば相手を遠くに吹っ飛ばす。
ダッシュ慣性の影響を強く受ける技であり、
その場合突進スピード、ダメージは飛躍的にアップする(特に強)
しかし元々大きい隙が更に大きくなるために、
ハイリスクハイリターンではある。

パイプ/214+AorC
バックステップをした後に突進する。
相手の攻撃を避けつつ攻撃することも可能だが、
普通のバックステップより無敵が短く、
ステップ中に攻撃を受けるとカウンター扱いとなる。
しかし、カウンターヒットした場合は、
壁バウンドを誘発し、追撃可能なため見返りは大きい。
なお、弱で出すと普通のバックステップの後に突進だが、
強だとステップの距離が通常より長くなる。

フム/214BorD
前方に超高速でダッシュする。
このダッシュ自体に攻撃判定はなく、
追加でボタンを押すと、様々な打撃技が発動する。
ボタンを押さない場合は相手の前方で止まる。
弱で出して追加攻撃を出さない場合、
ダッシュ後の硬直が短いため、擬似フェイントに利用できる。
強はダッシュに入るまでが長く、追加技を出さない場合の
硬直も長いが、低い姿勢のダッシュのため、
打点の高い攻撃や飛び道具をすり抜けられる。

パフ/(中に)A
右フックの後に素早く左手でアッパーを繰り出す。
うまく先端でガードさせれば反撃は受け辛く、
また、CC・AC対応なので貴重なダメージ源にもなる。
ただしフックの打点は高いため、キャラによっては
当たらない場合がある。

スパウト/(中に)B
スライディングを繰り出し、相手を転ばせる。
ヒットさせれば必ずダウンを奪うことが可能だが、
ガードされた時の隙は大きい。

スパート/(中に)C
低くジャンプをし、両手を組んで振り下ろす。
しゃがみガード不能であり、当たればダウンを奪える。
しかし、発生が微妙に遅いため、対応されると
反撃が確定してしまう。

ガッシュ/(中に)D
相手の後ろに回り込んで、勢い良くミドルキックを放つ。
回り込むため、必然的にガード方向が逆となる。
またダメージが少し高め、カウンターヒット時は追撃可能、
且つCC・AC対応であるため、うまく組み込めば、
最大限のダメージを叩き込める。
が、回り込んでから攻撃に入るまで一瞬ラグがあり、
ガードされた時の隙も大きいため、多用は出来ない。

■オーバードライブ
ウィスル/2141236+BorD
猛スピードでスライディングを放つ。
これがヒットした際、相手は浮き上がり、
落ちてきた所で渾身のストレートを繰り出す。
発生は早く、奇襲となりえる他、
スライディングは当然下段判定である。
また、ガードされても相手を突き抜けるため、
場合によっては反撃を受けないこともある。

■台詞集
・登場演出
「よっしゃ、飛ばしてくでぇ!!」
(シャドーボクシングをするかのごとく、
 ステップを踏みつつ2発ほど拳を前方へ繰り出す)

「待ってくれ、靴紐ほどけてもうた」
(しゃがんで靴紐を結んでから立ち上がる)

・特殊登場演出
VSフォール=イスカンダル
イルガ「あ……(少し後退りする)」
フォール「(腕を組んで)何故ここにいる?」
イルガ「その……あの……(更に後退り)」
フォール「一度、根性を叩きなおすか……(剣を取り出す)」
イルガ「は、話せば分か……」
フォール「今回に関しては無用だ」
イルガ「えぇぇぇ!? そらないわ(肩を落とす)」

VS ルーファス
ルーファス「予定外だけどしかたがないか…(銃を構えつつ)
イルガ「あの、やるべきことあるんで……(背を向けて立ち去ろうとする)」
ルーファス「嫌でもやってもらうからね(怖い笑みで)」
イルガ「(ゆっくりと首だけ振り向き) で……出来ればお手柔らかに……」

VS女性キャラ(レヴァリー除く)
「アカン……やりにくいわ、コレ」(肩をすくめる)

VSカオス
「あ゛ー!! こうなったらヤケや!!」

・各種必殺技
スキム「っしょっと!!」
ディスペル「うりゃあ!!」
ブロウ「ついてきてみぃな!!」
ブロウ(フェイント)「……やめや」
パイプ「隙ありや!!」
フム(台詞無し)
パプ「それっ、もいっちょ!」
スパウト「空いてるで!」
スパート「食らいぃな!」
ガッシュ「こっちやでぇ!」
ウィスル「行くでぇ!!(発動時)」
    →「渾身の一撃、食らわしたらぁ!!(スライディングヒット時)」

・ファーストダウン
「あちゃ〜……ドジッたわ」
(上半身だけ起こし、片手で頭を掻く)

・ファイナルダウン
「アカンわ、コレ」

・勝利台詞
(通常1本目)
「……まだやんのかいな……息切れてるからちょっと待って」
(手を膝に付いて荒く息をする)

(通常2本目)
「ふぅ〜……(息をつき、我に返って)あ、どないや!!」

VS Temperamentキャラ
「いや……あの……(後退り)
 すんませんでした〜!!」(画面外へ全力で逃亡)

VS 女性キャラ
「ホントスンマセン……マジでスンマセン……」
(倒れたキャラに駆け寄って土下座)

VS カオス
「死ぬか思た……」(手を胸に沿え深呼吸)


・勝利画面
「♪〜」
「アカン、ちと走りすぎた……けど勝てたからエェか」
「言っとくけど、速さで対抗しようと思うてもむだやで」

VS アイネ
「えーと、マジでスマ……ってお連れさん怒ってる!?
 ムッチャ怒ってる!? あ、あの拳振り上げんとい……助けてー!!」

VS リヴェド
「色んな武器使うて、大道芸人みたいやなぁ……
 って何怒ってるん……ってちょ、ちょっと待ちぃな!!
 そんなモン振り上げてこっち来んといてくれ〜!!」

VS フォール
「あ、いや、すぐ持ち場に戻りますから……
 説教だけは勘弁して〜!!」

VS シェイド
「速さもかっこ良さも俺の勝ちってわけやな。
 ……何やねんその不服そうな顔!!」

VS 啓矢
「なんか、勝ったのに嫌味くさい視線来んねんけど……
 って、何や今の含み笑い!!」

■ステージ
<廃工場>
何年も前に使われなくなった工場の搬入所。
左端には廃車となった大型トラックが止まっており、
奥には作業所や事務所へ上がる階段やドアも見受けられる。
2ラウンド目以降、画面右端にある窓から光が差し込み、
工場内が若干明るくなっていく。

・CPU戦演出
工場内の様子が次々と映し出された後、
事務所へと続く階段の袂の手摺に持たれ、
で口笛を吹くイルガに場面へと移る。
(なお、工場内の場面でも口笛は鳴り響いている)
そして、イルガはこちらに気付き、
階段を下りようとするが、足を外して滑り落ちる。
(アングルは階段の手摺を移したままで、
 最後に落ちた音と、彼の情けない声が響く)

■ステージ音楽
(現在未設定)

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